あなたの親は被害者ぶる毒親ですか?
もしそうであればその状況を放置すると大変なことになります。
そんな親と幼少期からどのくらいの期間一緒に住んでいましたか?
その年月が長ければ長いほどあなたの心は着実に壊れていっているかもしれません。
被害者ぶる毒親問題を放置する末路
基本的に被害者意識が強い毒親は自分の過ちや失敗に目をやらない。
そのため例え毒親自身が悪くても、誰かのせいにしながら常に不平不満を言って自分の非を認めません。
いつだって「あの人のせい」「この人のせい」「世の中のせい」。
リスク①罪悪感の植え付け
そして何より毒親からすれば我が子自身が自分にとって一番「都合がいい存在」と考えやすく我が子に対しても「お前のせい」と自分の不満の原因をなすりつけてくることも。
この「お前のせい」という言葉が子どもにとって罪悪感を植え付け、些細な事でも常に自分の失敗を気にしてしまうような性格を作り上げることがあるんです。
子どもの頃、「アンタのせいで…」と言われたり深くため息をつかれたりと罪悪感を感じさせられるような言動・行動をされてきませんでしたか?
余計な一言言っちゃったかな…
もちろん誰かのせいにしたくなるような親の心境も100歩譲れば理解できるのの、その大半が責められる必要のないことだったりします。
特に子どもは悪気なんて1ミリもなくたくさんの失敗を繰り返すし大人のように自分の不満を言語化できずすぐに泣いたり言うことを聞けない事も多々。
それは当たり前の話で子どもは一切悪くないんです。
でもそれを責められれば罪悪感を感じ続け、
親子関係だけじゃなく対人関係全般にも影響を及ぼします。
- 友達やパートナーの不機嫌も自分の責任に感じる
- 相手の顔色が気になりすぎる
- 自己肯定感が極端に低い
▲上記に当てはまる場合はもう既に毒親から植え付けられた罪悪感による弊害が出ている可能性大。
リスク②カウンセラー役の弊害
人の悩みごとを聞くのは非常に労力を費やす作業。
内容に感情を引っ張られたりと聞く側にも多大な影響を与えるのです。
そのため勉強を重ねたプロのカウンセラーさんが話を聞いてくれるというシステムが世に普及しているわけで。
ただそこにはお金の支払いが発生したり、継続が必要だったりと現状生きづらくて頭の中がモヤモヤしている人にとっては面倒なことも。
それに比べて我が子は親身になって話を聞いてくれるし精一杯自分の味方をしてくれる。
だから被害者ぶる毒親にとって我が子にカウンセラー役を担ってもらうのはめちゃくちゃ都合がいいんです。
親がいなければ自分は生きていけない。そのため親がつらければ子は本能的にその危険を察知して親を救おうと必死になります。
子どもは心身ともに発達期なのでここで「親のため」に必死になってしまうと健全な成長を成し遂げにくくなってしまう。
子どものうちはありのままの自分をさらけ出し、ワガママでも泣き虫でもどんな自分でも受け止めてくれる親の存在がとても大切になってきます。
このようにどんな自分でも受け止めてくれる親の存在を繰り返し経験することで子どもは「ありのままの自分でいていいんだ」と自己肯定感を高めることができます。
ところが親の苦労話や愚痴、不平不満などを聞いてどんな親の姿でも受け止める子ども…
完全に親子逆転してしまっています。
親は子どもの存在に助けられるがその引き換えに子どもは自分の健全な心の成長を犠牲にしている
子は自分がありのままの自分を受け止めてもらってきてないので「ありのままの自分でいていいのか」という疑問と葛藤が常に心にまとわりついてきます。
これは親のカウンセラー役を担ってきた代償。
子どもの時期に自分のありのままの個性や姿を受け止めてもらうのがどれほど大切なことなのかご理解いただけたでしょうか。
なぜ毒親は被害者ぶるのか
ここでは毒親の心境にフォーカスしてお伝えしていきます。
ただ下記のどれに当てはまっていても言えるのですが
親自身も毒親育ちのケースは非常に多いです。
そのため世代連鎖を繰り返し毒親育ちが下の代へと続いてしまうこともあるある。
他者依存
悲劇のヒロイン。被害者ぶることで周囲からのサポートや同情を期待しています。
認知の歪み
自分の言動・行動が相手にどのような影響を与えるのかを正確に読み取ることが出来ず自分は被害者なのだという考えに至ってしまいます。
自己防衛
自分が加害者と認めれば自己イメージが崩れてしまうのでその状況を回避するための自己防衛として「自分は被害者」と主張することがあります。
被害者ぶる毒親とのかかわり方
①境界線を引く
まず感情に境界線を引きましょう。
親がどんなに被害者ぶっても、
それはあなたの責任ではないことを理解し、無理に相手を助けようとしないでください。
時には「これは私の問題じゃない」と明確に伝えることも重要です。そして、
親の苦労話に共感しすぎることで自分を犠牲にしてはいけません。
一番優先すべきは自分自身です。これまで自分を犠牲にし散々被害者ぶる姿を見てきたあなたはもうこれ以上自分を犠牲にして心を壊す必要はないのです。
また被害者ぶるターゲットがあなたではなく他人の場合もあります。
親が誰かに被害者ぶってる姿を見て腹が立つこともあるかと思いますが、それは「親自身も過去に苦労してきたからか」ぐらいに留めておくほうが賢明。
しかし親があなたを加害者として被害者ぶったエピソードを話し出すこともあるのでその場合は下記の③を本気で検討してみてください。
②アンテナを張る
日常生活の中でふとした会話の流れから急に【自分の被害者エピソード】に持っていかれることもあります。
そういった場合は「また来たか」という感じでアンテナを立てておいて話には乗らないようにしましょう。
例えば
- 自然に話を変える
- 自然にその場から離れる
- 心の【完全共感モード】をoffにして冷静に淡々と聞く
…被害者ぶる人は
自分は被害者であり、いかにその会話の加害者が悪いか
ということを上手にお話します。話を何倍も盛っていることも。
なのでエピソードの中の加害者は実際にはそこまで悪くないことも…というか毒親の被害妄想のパターンもあるのです。
こういった毒親の元で育つと「なぜか親子関係だけでなく人間関係の間でも他人の被害者エピソードを聞かされる機会がある」という人も少なくないかと思いますが、そういった場合にも上記箇条書きの3点は効果的なので是非活用していただけたらと。
③距離をとる
正直これはかなり効果が期待できます。
わたし自身、実家を出たことでかなり精神的負担が軽減しました。
ただし、親と頻繁に会っていたり親と似たような被害者ぶった友人などとかかわりが濃い場合には結局効果は薄まってしまいます。
「親と絶縁してください」ということではありませんが頻繁にあっている限り現状維持は免れません。
物理的距離をとることは親に対しての罪悪感が生じることもあります。
ココに関してはまた別で記事を書こうと思っているのでその際はまたこちらにリンクを貼りますね。
④サポートを受ける
心細く正解の見えない毒親問題。
やはり専門家やプロの手を借りる効果は絶大。
毒親問題は幼少期だけにとどまらず大人になっても多大な悪影響を及ぼしわたしたちを生きづらくさせます。
なぜなら人間関係、恋愛関係、自分の存在価値など様々な問題に直結するから。
毒親による影響は自分の性格にまで影響を与えますがこれは一切あなたは悪くないのです。
でも幼少期から罪悪感を植え付けられてきたからもう「自分が悪い」と考えてしまうのはもはや癖になっている。
その癖を取り払うためにはやはり毒親専門のカウンセラーやコーチングに頼る効果は抜群。
プロに頼って生きづらさを克服していくことは、例えるなら身体を鍛えたい人がマンツーマンで専属トレーナーをつけるようなものです。
毒親問題はダイエットや筋トレと同じように一発解消できるような裏ワザがありません。
しかし努力を続けることで必ず理想の結果を手にすることが出来ます。
ただしそこにはお金の支払いが発生するし、合う合わないはやってみないと分かりません。
つまり自己責任の世界なのです。
そしてやるもやらないも選択するのはあなた自身。プロに頼めば勝手にゴールに導いてくれるわけではありません。
あなたはどんな人生を生きることが理想ですか?
その理想の未来に近づくためにどう行動すべきか、どんなコーチ・カウンセラーに頼りたいか、その辺を一度考えてみると答えが見えてくるかもしれません。
では今回は以上になります。
最後までありがとうございました!
あなたの人生が好転していきますように!