こちらはヒステリックな親元で育ち今もその影響に苦しんでいる人向けの投稿になります。
気分を害する恐れがありますのでご注意ください。
ヒステリック:病的な興奮を見せる様。
あなたは「ヒステリックに大声をあげたり激しく怒り狂った親の姿」を見たことがありますか?
それが1度や2度ではなく繰り返し目撃した経験があるのならそれはもう
毒親です。
(以下ヒステリック毒親と呼びます)
もちろん全てが完璧な人間など存在しないので親も間違えるときがあります。ただそこに親の悪意があるかないかはあまり関係ありません。
なぜならそういったヒステリックを起こす毒親の元で育つとそれを目の前で見てきたあなたが多大な悪影響をうけるからです。
まずはどういった悪影響があるのか、危険性について触れていきます。
ヒステリック毒親の危険性
コレ、かなり危険です。
ヒステリックな親の姿を日常的に見ていると子どもは常に親の顔色を気にしながら生きていくことになります。
人は誰しも失敗をして成長していきます。
その都度親が対応することは必要不可欠。
例えば子どもが悪いことをすれば親に注意されたり怒られるのは当然のことですが、怒る内容の範囲や怒りの加減は家庭によりそれぞれバラバラ。
でも大体どの家庭でもそれほど大差はありません。
友達を傷つければ強く怒られるけど、ちょっとお茶をこぼす程度では軽い注意で終わる。
でもヒステリック毒親はそうはいきません。
些細なことでも激しく怒鳴る、かと思えば同じ失敗をしても怒られる時と怒られない時がある。
この不安定な対応が子どものその後の人生を狂わす元となっているのです。
- 親だけではなく人間関係全般において人の顔色を気にしすぎる
- 周りに気を遣いすぎて疲れる
- 自分の本心を我慢しすぎる
- 「失敗」に敏感で過去の自分の失敗をずっと引きずる
これらは一見自分の性格に問題があるととらえられがちですが、一切そんなことはありません。
全ては幼少期から日常的に繰り返された親のヒステリックで情緒不安定な関わりによって順応し身についてしまった「癖」なのです。
毒親がヒステリックを起こす原因
原因は大きく分けて3つあります。
毒親がヒステリックを起こす原因1:環境
親自身自分を取り巻く環境が満たされていればヒステリックを起こす必要はありません。
ストレスの溜まる問題がいくつも重なったり、一つの問題でもなかなか解決せず長い時間悩み続けているとどんな人でも余裕はなくなっていきます。
毒親がヒステリックを起こす原因2:連鎖
親は子育てのやり方を自分の親から学び取っていきます。自分にとって一番近い存在であるお手本なのでそれが自分にとって正解であり当然なやり方なのだと信じ無意識に吸収していきます。
大人になってから子どもにヒステリックに怒鳴り散らしてしまう、という人は自分自身が親からそのように育てられたというパターンが圧倒的に多く、上記のストレスな環境と相まって余計に負のスパイラルから抜け出せなくなることもよくあります。
毒親がヒステリックを起こす原因3:恐怖心
語彙力・思考力・判断力・体の大きさ、強さ……
幼い子どもはどんな手を使っても大人に勝つことは出来ません。
最初は誰もが未熟で弱い子どもから始まりますが、毒親はそこに付け込んできます。
逆に言えば親がどれほどストレスが溜まって爆発寸前でも自分より体も大きく強そうな相手に対してヒステリックを起こす事はないはず。
想像してみてほしいのですが会社の上司や先輩、仲間内でもリーダーシップのあったりと社会的に権威のある人に理不尽なことを言われたときでも意見をするのはなかなか勇気のいること。
ストレス社会の中
心理的、身体的、どこをとっても自分より未熟で弱い存在である上に我が子となると大変ヒステリックを出しやすい状況にあるのは言うまでもないかと思います。
ある種我が子のことを「私物」として見てしまう親も実際少なくないでしょう。
…こういった当たりやすい我が子に対してヒステリックを起こす事で子どもは黙り込み、その恐怖心から親に従うようになっていきます。
親はあとから後悔することがあってもなかなかやめることができない…非常に生きづらいこの状況は周りにもあまり理解されず自分で抱えるしかない、と思い込んでしまうのも無理はないですよね。
また子どもの頃からヒステリックな毒親の姿を見てきていることから、自分が大人になって全体的に力がついてきても子どもの頃から染みついた恐怖心は残ったままでなかなか消えないのも人生一生をかけて悩ませるわけです。
毒親がヒステリックを起こしたときの対処法
一切怯えてる様子を見せないようにし可能であればその場から離れる
これがわたしがこれまでに一番効果があると思った対処法です。
怯えたり怖がる表情は決して見せません。見せると味を占め調子に乗ることもあります。
親自身確かにヒステリックになりたくてなっているわけではありません。自分もつらいことが沢山あったことが予想されます。
だからといってヒステリック起こしてOK!ということにはならない。
子どもに不必要な恐怖心を芽生えさせる、これは立派な毒親がやること。
例えばリビングでヒステリックを起こされたとき自分の部屋に逃げるとそこから物に当たったり発狂しながら怒鳴っている声が聞こえてくるかもしれないし、場合によっては部屋に入ってくることもあるかもしれないので可能であれば家から出ていった方がいいかもしれません。
あなたが人生を好転させるための方法
まず距離を置きましょう。
大人であれば一人暮らしやパートナーとの同棲を真剣に検討してみてください。
毒親はヒステリック毒親に限らず、子離れ出来ていないケースが多数。
「お前には一人暮らしは出来ない」などと猛反発してくるかもしれませんが、それはあなたを縛っておきたいからこそ出る言葉。
本当の意味で自由な人生を手に入れるためには人生を変えるための勇気と行動力、そして継続力がクソほど重要になってきます。
もしあなたが本当に人生を変えたいのであれば本気で親から離れる努力をしてみてください。
そこに親への同情心は絡めないようにすることもポイント。
もうひとつ助言をしておくと毒親はほとんどの場合、正論が通じません。
どれだけ諭しても謝ってほしくて責めてもよっぽどその通りにはいかないのであなたに余計なストレスがかかるだけです。
謝ってくれても反省せずその場しのぎでのパフォーマンスだったり、「わたしだって苦労してきた」という被害者意識が強い場合がほとんど。
毒親と向き合う
自分自身と向き合う
毒親と1日2日ではなくもっと長いスパンで離れていくと実家族での「当たり前」が段々当たり前ではない、ということが沢山降り注いできて段々と毒親からの毒素がデトックスされていきます。
ただ親と離れることは毒親育ちの生きづらさ解消においてスタート地点に経ったようなもの。
戦いはこれから。
毒親育ちの生きづらさ解消には裏ワザや近道はありません。いわば筋トレのようなものでかなり長い労力を要します。
人生そのままで言いなら別に全然いいんです。
実家を出るのもお金がかかるし家族と離れるという行動も簡単な話じゃありません。
そこには色んな感情がまとわりついてくるもの。
でも自由で自分らしい生き方したくないですか?人生一生生きづらさ抱えたままってずっと足かせついたままみたいなもんです。
わたしはそんな生きづらい人生から抜け出して性格も昔とは全く別人になり今では本当に人生をえんじょいできている。
この投稿であなたの生きづらさが少しでも軽くなることを願っています!!