厳しいことを言うようですが毒親育ちさんの中には【自分で決断できない】人が多くいます。
あなたにもし「決断するのが苦手」という自覚がある場合はここを変えなければ毒親由来の生きづらさを乗り越えることは出来ません。
生きづらさを解消し自由で自分らしい人生を手にしましょう!
人生には様々な選択肢があるわけですが、誰だってなるべく後悔したくない。
みんなそうですよね。
でも子ども時代から親になんでも勝手に決められてしまったり、自分で選択しても怒られたり幻滅されるなど…
そういった経験を繰り返してきた毒親育ちさんほど自分で選択し、決断するのが人一倍苦手になりがち。
だからこそ物事を自分で決めることに自信が持てなくなり他人に決めてもらった方が安心なので
誰かに決断を委ねやすくなってしまうのです。
たとえば、占いや宗教でたとえてみますね。
(偏見はありませんのでご了承ください)
献身的で相手のことをとてもよく考えてくれる素晴らしい占い師さんや神父さんなどもいる一方で下心がある占い師さんや神父さんも一定数いるものです。
するとその信者の人は言うまでもない結果になってしまいますよね。
なかには言葉巧みに洗脳を仕掛けてくる人もいます。
一見、人の純粋な信仰心や弱みにつけ込む一部の"彼ら”が圧倒的に悪くみえますよね。
それは確かですが、
…言うとおりにして願いが叶わなくても、その責任は一部の悪い占い師さんや神父さんだけにあるわけではありません。
「その占い師に従う」という決断をしたのは他の誰でもなくその占い師に従った人、本人なのです。
自分の決断を誰かに委ねるということは、もちろん金銭的な損だけではなく、人間関係トラブルやその他にも様々な後悔が伴うリスクが生じるということ。
さっとたとえやすかったので例に出したのですが、何も占いや宗教に限った話ではありません。
ママ友界隈や、友達、恋人、職場の仲間、先輩後輩、恩師、家族。
人間関係のどの距離感であってもそういった人はいるものです。
つまり何が言いたいかというと
誰かに決断を委ねる人生から脱さなければ人生は変えられない
ということ。
「絶対にこうしなさい」
「こうしないと絶対後悔するから」
「ほら見なさい、言ったでしょ」
「なんで勝手に決めちゃうの?」
こんな言葉、掛けられてきませんでしたか?
子どものうちから物事の選択をさせてもらえずに育つということは、その結果に責任を持つ体験のチャンスを奪われたということ。
そのため幼少期から毒親にこういった扱いをされてきた人は「物事を自分で選択する」という行動を避けやすいのです。
つまり…
洗脳されるリスクが人一倍上がるということ。
洗脳って大抵、洗脳してる側もされている側も自覚がなかったりします。
これが落とし穴。
洗脳してる側の人間は、あなたにとって「いいアドバイス」をしているのではなく「洗脳者本人が自分の利益のため」にしているアドバイスかもしれません。
人の意見に影響されやすい人は騙されやすいし、利用されやすい。
洗脳はテレビで見るような犯罪だけではありません。
あまり周りから理解されないような分かりにくいものまでさまざま。
たとえ小さなことでも自分のあらゆる人生の決断を他人に委ねるのは避けるように努める必要があります。
万が一自分で決断して失敗や後悔するのがこわくて誰か信頼のおける人に決断を委ねたくなる人、その気持ちめちゃくちゃよくわかります。
わたしも実際にそのひとりでした。
身近にいつも的確なアドバイスをくれるような人もいるかもしれません。
大親友かもしれないし、彼氏かもしれないし、親やきょうだいなのかもしれませんね。
でもそれらは全て「一人の意見として参考」に留めるだけ。
本当はどうしたいのか、どうするべきなのか、なるべく自分で決断するよう心掛けてみてください。
もちろん、未成年だったり自分一人だけで決めてはいけない問題であれば人のアドバイスを受けるのも大切。
しかし大人になったあなたであれば是非幼少期の自分と照らし合わせながら思い返してみてください。
親から選択する体験を奪われてこなかったか…
そんな思いはありませんか?
確かに子どものうちは自分で選択しても沢山失敗しちゃいます。
親の意見に従ってよかったと思うこともたくさんあるでしょう。
細かいことで言えば、食べたいって駄々こねて買ってもらったお菓子を食べきれなかったりね。
でもそういった失敗も含めて学びになり成長していくのです。
後悔しない選択だけがすべて正しいわけじゃない。
ではここで本題です。
あなたは人生一生このままでもいいですか?
おそらくこのページを見てくれているあなたは毒親に人生を苦しめられ今も生きづらい人生をおくっているのではないでしょうか。
人生を変えるためには選択しなければなりません。
「このままでいい」というのは「停滞」を意味します。
「人生を好転させたい」と思うのであれば「前進」するのみ
さてあなたはどちらですか?
停滞or前進
どちらが良い悪いではなくあなたはどうしたいか?です。
しかしわたしの発信は「前進したい方向け」に作成しているため、停滞を選ぶ方には今後わたしが発信するものすべてあまり参考になりません。
もし前進を選ばれたのであれば心がけるべきことは以下3つ。
- 自分の選択に責任を持つ
- 他力本願マインドを断つ
- 自由で自分らしく自立した自分を目指す
かなりざっくりしてるのですが…
1.自分の選択に責任を持つ
あらゆる選択肢を自分で決めていても失敗したり後悔することはもちろんある。
でも
どんな結果になっても決断したのは自分なんです。
わたし、高校生の時に友達にお金を貸したことがあったんですけど、「返して」と伝えても返ってこずしばらくの間ずっと根に持ってました。
「返さない友達が悪い」と思いながら...
でも「貸す」と決めたのは自分。
大体のことに当てはまるんですが、誰かのせいにしていれば自分はラク。
ただしそのマインドから抜け出せないので精神的に成長していけないんですよね。
この成長こそ生きづらさ解消のカギ。つまり前進するためにはまずここを変える必要がある。
なので自分で決断したことで生まれた後悔は全て「受け止める」という意味の責任を持つ必要があるのです。
ただこれには一つ注意点があるのですが、「自分が悪い」「自分はダメな人間だから仕方ない」という考えになってはいけないということ。
自分はなんて失敗をしてしまったんだ…
その上で!
ここがめっちゃだいじ
「次は同じ失敗をしないためにどうしたらいいか?」
わたしの例でいえば、「友達にはお金を貸さない」と決めるなどここまで考えなければなりません。
失敗して自己嫌悪だけで終わるのではなく、じゃあどうすれば後悔しなくなるか?次に生かせる学びを見つけることが大切。
2.他力本願マインドを断つ
分からないことはすぐに誰かに聞いたり、自分のことなのに自分でやろうとしない人。
これ・・・、
人の時間を奪ってるってことなんですよ。
今の時代ググれば大抵の疑問に対して丁寧に詳細まで書かれた答えが載っています。
ググれば出てくるようなことでも怠けて人に聞くという他力本願マインドは捨てましょう。
ググっても出てこないこととかコンサルや相談会などお金を払って聞くのは別ですよ。
それにどうにも相手との関係性によって聞いたりやってもらうという作業が必要な場合もあります。
が、ここで私が伝えたいのはあくまで「ほとんどのことを人に頼るのが当たり前で自分一人ではなかなか行動できない、わからないままなマインド」では無謀だぜってこと。前進するのであれば。
わたし自身、昔は他力本願で人にこたえを聞いたり手伝ってもらってばっかでした。
でも今ではそれが自己成長に繋がらないことを身に染みて学習したので調べれば出てくるようなことはすぐさまググる癖をつけています。
それと同時に、なんでも聞いてくるだけのテイカーのような人は人間関係でも割とサクっと「それは自分で調べて」「忙しいから無理」といった断る選択もできるようになりました。
3.自由で自分らしく自立した自分を目指す
毒親育ちの人って自分の人生自分らしく生きられてない感じがしてる人多いはず。
むしろ「自由って、自分らしさってなに?」って人もいるでしょう。
=そのくらい自分らしく生きてこられなかったってことなんです。
きっとこれまでの人生によくない形で毒親が入り込んできすぎたことで自分らしさを確立できずに成長し、それが当たり前のまま過ごしている…ということ。
これは「自分は何をしているときが幸せで何が不快なのか」という自己分析をすることで解消していきます。
この件に関しては今後のステップの中で解説していくので今回はここまで。
そしてもう一点、めちゃくちゃ大事なこと言います。
あなたは毒親と距離をおく決断、できますか?
わたしは決して強制しません。決めるのはあなたです。
この先あなたが毒親由来の生きづらさを解消しこれまでとは違う理想の人生を目指すとき、どれほど新しい知識を入れて実践しても毒親と距離が近い関係のままでは効果がかなり薄まってしまいます。
効率的に成果を実感するためには毒親とはある程度距離を置いた方がいいのです。
なぜならこれまで育てられて身についた「歪んだ思考や価値観」を取り払わなければならないのに、その思考や価値観を植え付けた毒親と一緒に生活したり頻繁に連絡をとっていては自分の歪みを感じられなくなってしまうから。
なにも「今すぐ絶縁してください」というわけではありません。
一人暮らしを始めるなど実家を出たり、「しばらく忙しいから連絡返せない」と伝えるなり、人それぞれ。
もちろん今まで育ててくれた大切な親。距離を置くことに罪悪感を感じる人もいるでしょう。
わたし自身そうでした。
「もし距離を置いている状態のまま、親が大病に掛かったり大事故に巻き込まれ最悪なことが起こったら…」
後悔するかもしれませんが、そうなったとしても自分で選択した結果なのでその感情の責任も自分でとるつもりです。
でも人はいつか命絶えるもので、その日のために自分のこれまでの苦しみやこれからの人生までも毒親呪縛に苦しむのはイヤだった。
だから今も前進し続けることを覚悟し、親とも距離を置いています。
憎くて嫌いで…というより自分のために…という感じですね。
わたしがこの人生ですべきことはいつか後悔しないために親に優しくし続けることではなく、これまでのどん底人生から這い上がった姿を発信することで誰かの人生をも救うこと。
親と距離を置くことに何かしら不快感や抵抗があるという人は無理に実行する必要は全くありません。
あなたの人生なので選択権はあなたにあります。
自由で自分らしく自立しながら生きていきたいならその決断を誰かに委ねる必要はありません。
今回は決断の大切さについてご紹介しました。
多くの人にとっては当たり前に出来ている【決断】というスキルが毒親育ちさんにとってどれほど難しいことか分かっていただけたかと思います。
それでは、引き続き更新していくのでお楽しみに!
ありがとうございました(^^)